サイズはウエストの実測で選ぶ
パンツタイプで最初につまずきやすいのがサイズです。普段の衣類のサイズや体重ではなく、ウエスト(腰回り)を測った数値をパッケージの適応範囲に当てはめます。
大きすぎると、はけても脚まわりに隙間ができて漏れます。小さすぎると締めつけて跡が残り、長時間の着用がつらくなります。漏れの原因は吸収量の不足ではなくサイズ違いであることが多いので、吸収回数を増やす前にサイズを見直すほうが解決が早いことがあります。
体調や体重が変わればサイズも変わります。ケース単位でまとめ買いする前に、今のサイズが安定しているかを考えておくと、合わなくなった在庫を抱えずに済みます。
パッドは「重ねれば漏れない」わけではない
尿とりパッドをパンツやテープ式のおむつに重ねて使うと、交換の手間と費用を抑えられます。ただしパッドを2枚重ねるのは逆効果です。パッドの裏面には防水のシートがあり、上のパッドを通り抜けた分は下のパッドに届きません。行き場を失って横から漏れます。
重ねるのはおむつ1枚+パッド1枚までが基本です。吸収量が足りないなら、パッドの枚数ではなく吸収回数の多いパッドに替えます。
また、パンツ用のパッドとテープ式用のパッドは形も大きさも違います。組み合わせを変えるときは、パッド側が対応しているタイプかを確認してください。
費用は単価より「1日に何枚使うか」で決まる
この商品でかかる費用は、1枚あたりの単価よりも1日の交換枚数に強く影響されます。吸収量の少ないパッドを何度も替えるのと、吸収回数の多いものを長時間使うのとでは、同じ単価でも1日の費用がまったく変わります。
現実的なのは時間帯で分ける運用です。日中はこまめに交換できるので薄手のパッド、夜間は交換の負担が大きいので吸収回数の多いもの、という組み合わせにすると、負担と費用の両方を抑えやすくなります。上部の比較表は1枚あたりの単価を示しますが、1日に何枚使うかまでは表に載りません。
公的な制度が使えることがある
大人用紙おむつは、条件を満たすと費用面の支援を受けられる場合があります。
- 自治体の給付・助成: 要介護認定を受けている方などを対象に、おむつの現物支給や購入費の助成を行っている自治体があります。制度の有無や条件は市区町村ごとに異なります
- 医療費控除: 医師が発行する「おむつ使用証明書」がある場合、確定申告で医療費控除の対象になることがあります。購入時のレシートが必要になるため、捨てずに保管しておきます
いずれも条件や手続きは自治体・税務署によって扱いが異なります。該当しそうな場合は、購入を始める前に問い合わせておくと、あとから証明を取り直す手間がありません。
買ってから気づきやすい注意点
- 保管場所と重さ: ケース単位は箱が大きく、持ち運びにも力が要ります。宅配で受け取る前に、置き場所を決めておくと楽です
- 廃棄のしかた: 使用済みのものは自治体の区分に従って捨てます。汚物はトイレに流し、袋で密閉してから捨てるとにおいが広がりにくくなります
- 肌のトラブルは交換頻度を先に見る: かぶれが出たときは、商品を変える前に交換の間隔とサイズを見直すほうが改善につながることがあります。続く場合は医療機関に相談してください
まとめ
大人用紙おむつは、ウエストの実測でサイズを合わせるところから始めてください。漏れの原因が吸収量ではなくサイズ違いであることは珍しくありません。
パッドは重ねるほど安心になるものではなく、おむつ1枚+パッド1枚までが基本です。費用は単価より1日の交換枚数で決まるので、日中は薄手・夜間は吸収回数の多いものという分け方が現実的です。自治体の助成や医療費控除が使える場合があるので、購入を始める前に条件を確認しておくと無駄がありません。価格と1枚あたりの単価は、ページ上部の比較表(自動更新)でご確認ください。
使用済みのおむつやパッドをゴミ収集日まで室内で保管する場合は、袋側の対策も効きます。防臭袋のコスパ比較 でサイズごとの選び方をまとめています。
※ 掲載価格は執筆時点での楽天市場における販売価格です。価格は変動する場合があります。最新の価格は各商品ページでご確認ください。