Sサイズは「新生児サイズをいつ卒業するか」から始まる

Sサイズへの切り替えは、体重よりも新生児サイズで漏れ始めたかどうかで決めるほうが分かりやすいサイズです。

新生児サイズは小さく作られているぶん、体が大きくなると次のような形で限界が出ます。

  • 背中側の丈が足りず、うんちが背中から出る
  • テープが左右いっぱいまで届き、留め位置に余裕がない
  • 太ももの跡がくっきり残る
  • おへそが出てしまう

体重が目安の上限に届いていなくても、このどれかが出ていれば切り替えどきです。逆に、まだ余裕があるなら急ぐ必要はありません。新生児サイズのほうが小さい体にはフィットしやすいので、早めに上げると今度はすき間から漏れます。

この時期に「背中漏れ」がいちばん増える理由

Sサイズは、うんちが柔らかいまま量だけ増える時期と重なります。しかも、まだ自分で座れないので、寝かせているあいだに背中側へ流れます。おむつのせいだと思われがちですが、多くは次のどれかで改善します。

  • 背中側を少し高めに当てる:前側を基準に留めると、背中が下がっていることがあります
  • 背中のギャザーを立てる:腰まわりのフリルが内側に寝ていると、そこから流れます
  • こまめに替える:吸収量ではなく、たまっている時間が問題になっているケースです

それでも続くなら、背中側のギャザーがしっかりしている商品に変えると変化が出ることがあります。この時期は商品による作りの差が結果に出やすいので、1つのブランドに固執しないほうが早く解決します。

使用期間が読みにくいので、まとめ買いは段階的に

Sサイズは、新生児サイズより長く使う家庭が多い一方、成長が早い子はあっという間にMサイズへ移ります。同じ月齢でも使用期間の幅が大きいのが、このサイズの特徴です。

まとめ買いを決める前に確認したいのは次の点です。

  • 直近の体重の増え方(急な増え方が続いているなら短めに見積もる)
  • テープの留め位置に、まだ左右の余裕があるか
  • 今の商品で漏れていないか(漏れているなら、量を買う前に商品を変える)
  • 保管場所(おむつは想像よりかさばります)

まだ商品が定まっていない段階での大容量購入は避けるのが無難です。開封後は返品できないことが多く、合わないまま使い切ることになります。1袋で試して問題がなければ大容量に切り替える、という順番が結果的に安く済みます。

粉ミルクも同じで、飲む量が読めないうちは大缶を何缶もまとめて買わず、1日に飲む量から1缶が何日もつかを計算してから決めると無駄が出にくくなります。計算のしかたは粉ミルクの比較にまとめました。

夜の交換回数が減り始める時期

Sサイズの後半になると、まとまって眠る時間が延びてくる子が出てきます。すると夜間の交換が減り、そのぶん1回あたりに求められる吸収量が増えます。

日中は問題ないのに朝だけ漏れる、という状態になったら、サイズではなく夜の条件が変わったサインです。次の順で見直します。

  1. 寝る直前に一度替えているか(寝かしつけの前だと、寝入るまでの時間ぶん早く限界が来ます)
  2. 朝までの時間がどれくらい延びたか
  3. それでも足りなければ、夜だけ吸収量の多いタイプにする

夜だけ別の商品を使う運用は、この時期から始めると無理がありません。日中まですべて夜向けの商品にそろえると、消費が早いわりに日中の動きやすさは落ちます。

外出用は別に小分けしておく

Sサイズは外出の機会が増えてくる時期でもあります。バッグに入れるぶんは、袋から数枚を取り出して別のポーチにまとめておくと、出先で探さずに済みます。

外出時に困りやすいのは、替える場所が限られることと、使用済みのおむつを持ち帰る必要がある場面です。防臭袋を数枚一緒に入れておくと、おむつ替えシートのない場所でも慌てずに済みます。

肌トラブルが出たときに見るところ

Sサイズの時期は、おむつかぶれの相談が増えます。商品を変える前に、次を確認すると原因が絞れます。

  • 交換の間隔が空いていないか
  • おしりふきで強くこすっていないか
  • 乾ききる前に閉じていないか
  • 通気性の低い衣類やカバーを重ねていないか

これらで改善しない場合に、通気性や素材感を重視した商品を試します。赤みが強い、広がる、治らないといった場合は自己判断せず、小児科や皮膚科に相談してください。

Sサイズで多い失敗

  • 新生児サイズの買いだめの流れで、Sサイズも同じ量を買う:使用期間が読めない時期なので、同じ感覚で買うと余ります
  • 漏れる原因を吸収量だと思い込む:この時期の漏れは、量より当て方と背中側の丈が原因のことが多いです
  • 産院で使っていたものから変えられない:合っていれば続けて問題ありませんが、体型は変わります。サイズが上がるタイミングは試し直す好機です

まとめ

Sサイズのテープ型おむつは、新生児サイズの卒業タイミングを見誤らないことと、背中漏れへの対処が中心になります。漏れたときは吸収量ではなく、背中側の丈・ギャザー・交換間隔を先に確認しましょう。使用期間の幅が大きいサイズなので、まとめ買いは商品を決めてから段階的に増やすのが安全です。

上部の比較表では、テープ型Sサイズの商品を1枚あたりの価格で並べています。価格は毎週自動で更新しているので、買い足すときの目安にしてください。

※ 価格は記事執筆時点の楽天市場での販売価格です。価格は変動する場合があります。