「ウォーターサーバーは欲しいが、レンタル契約や解約金に縛られたくない」という方向けに、水道水を注ぐだけで使える買い切り型の卓上浄水サーバーを3機種比較しました。楽天市場で、メーカーやブランドの公式販売・正規販売が確認できたものだけを対象にしています(ノーブランドの同型品は除外)。
本体価格はページ上部の比較表(自動更新)でご確認ください。この記事では、比較表では分からない「どの温度が要るか」「カートリッジをどれくらいの頻度で替えるか」で選び分けます。
「冷たい水」と「お湯」のどちらを毎日使うかで機種が決まる
同じ「卓上浄水サーバー」でも、出せる温度は機種によってまったく違います。買ってから「冷水が出ない」「お湯が出ない」と気づくのが一番の失敗なので、最初に温度で絞り込みます。
| 出せる温度 | 該当機種 |
|---|---|
| 冷水・常温・お湯 | puriot ES / ブリタ キューブCool |
| 常温・お湯(冷水はタンクを冷蔵庫で冷やす) | AQUIBEAR F1 |
冷水もお湯も使うなら「冷温水タイプ」の2機種
宅配水やレンタルのウォーターサーバーからの乗り換えなら、冷水とお湯の両方が出る puriot ES か ブリタ キューブCool が候補です。どちらも冷却と加熱の機能を内蔵していて、使い勝手は一般的なウォーターサーバーに近くなります。2機種の差は、次の章で説明するカートリッジの交換頻度に出ます。
お湯が中心なら「瞬間加熱タイプ」
朝の白湯、お茶、粉ミルクなど、お湯を使う場面が多いなら AQUIBEAR F1 が合います。冷却機能はないため、冷たい水はタンクを外して冷蔵庫で冷やす運用になります。「冷水はたまにでよい」家庭向けです。
冷水もお湯も要らないなら、サーバーでなくてよい
常温の水が飲めれば十分なら、据え置きのサーバーを買うよりポット型浄水器で足ります。ブリタなどのポット型は本体が安く、交換用カートリッジの選び方は浄水器カートリッジの比較で1個あたりの単価から比べられます。
本体価格より「カートリッジを何日で替えるか」で総額が変わる
買い切り型は、レンタル料がない代わりにカートリッジ代が毎年かかり続けます。数年使う前提なら、総額は次の考え方で見積もれます。
年間コストの目安 = 本体価格 ÷ 使う年数 + 1年間のカートリッジ代 + 電気代
カートリッジの交換目安は、メーカーの公表値で次のとおりです(2026年9月30日、楽天市場の商品ページとメーカー情報で確認)。
| 機種 | 交換目安(メーカー公表値) |
|---|---|
| puriot ES | 約12か月(1日6.5L使用時)/総ろ過水量2,400L |
| AQUIBEAR F1 | 約2年以上(1日2.5L使用時)/総ろ過水量2,000L |
| ブリタ キューブCool | 使用開始から28日、または150Lろ過で交換ランプが点灯 |
ここから言えるのは、ブリタ キューブCool は本体価格だけで比べると割安に見えても、交換が月単位で来るぶん、長く使うほどカートリッジ代の比重が大きくなるということです。反対に puriot ES と AQUIBEAR F1 は交換の間隔が長く、本体価格の差が総額の差になりやすい機種です。カートリッジの価格は変わるので、購入前に各商品ページで交換用カートリッジの価格を確認し、上の式に当てはめてみてください。ブリタ キューブCool と同じマクストラプロ規格のカートリッジは、純正品と互換品を浄水器カートリッジの比較で1個あたりの単価で比べています。
レンタル型・宅配水・ペットボトルと比べて、買い切りが向く人
買い切り型が得をするのは、同じ機種を何年も使い続ける人です。本体代を年数で割るほど1年あたりの負担が下がり、途中でやめても解約金はかかりません。
逆に、次のような場合は他の方法のほうが合います。
- 初期費用をかけたくない → 月額制のレンタル浄水型が候補です。比較は浄水型ウォーターサーバーのコスパ比較にまとめています
- 水道水ではなく天然水を飲みたい → ボトルが届く宅配水型です。宅配水ウォーターサーバーの比較をご覧ください
- 飲む量が少ない・引っ越しが近い → サーバーを置かず、ペットボトルのまとめ買いが手軽です。ミネラルウォーターのコスパ比較で1Lあたりの価格を比べられます
置く前に確認したい「電源・アース・高さ」
卓上型でも、設置条件は機種ごとに違います。
- ブリタ キューブCool はアース線の接続が必要です。コンセントにアース端子がない場合は、電気工事店への相談が必要になることがあります
- puriot ES は高さのある据え置き型です。吊り戸棚の下に置く場合は、上部に水を注ぐ空間が残るか確認してください
- AQUIBEAR F1 は設置面積が小さく、蛇口部分の向きを変えられるため、壁際やカウンターの隅にも置きやすい機種です
この記事が向いていない人
- 天然水やミネラル分を足した水を飲みたい方:この記事の3機種はすべて水道水をろ過する方式です
- オフィスなどで大人数が使う方:タンク容量は家庭向けで、業務用の水道直結型のほうが合います
- 水素水・炭酸水を作りたい方:機能が異なるため、この記事では比較対象にしていません
まとめ
- 冷水もお湯も毎日使う → puriot ES(交換が年1回で手間が少ない)か、ブリタ キューブCool(ポット型のカートリッジを使い回せる)
- お湯が中心 → AQUIBEAR F1
- 温度は要らない → サーバーではなくポット型浄水器で足りる
- 比べるときは本体価格だけでなく、カートリッジの交換頻度×価格まで含めた年間コストで見る
※ 価格は記事執筆時点の楽天市場での販売価格です。価格は変動する場合があります。